3学期が始まった。生徒の皆さんは、この冬休みをどのように過ごしたのだろうか。課題をこなすことはもちろん、部活動やアルバイト、家の手伝いなど、充実した時間を送れただろうか。世間では、今年の年末年始、昨年に比べ初詣や買い物など外に出かけた人も多かったようだ。

 そのせいとばかりは言えないが、ここにきてまたコロナ感染者が増え出した。新種のオミクロン株という感染力の極めて強いコロナウイルスが「第6波」を引き起こしそうな勢いだ。恐るべしコロナウイルス、まだまだ気を緩めることはできない。今後も自身でとれる感染症対策を地道にやっていくしか、今のところ有効な手立てはなさそうだ。

 さて、コロナのせいでとかく気分が滅入りがちだが、本来、冬には冬の楽しみというものがある。ウインタースポーツとしてのスキー、スノボやスケート、最近ではカーリングなども(県内ではスケート、カーリングはなかなかできないが)。また、晴れた夜ならオリオン座など冬の星座を眺めるのもロマンチックだ。ロマンチックと言えば、何と言ってもイルミネーションだろう。12月から2月中下旬にかけ、各地では幻想的できらびやかなイルミネーションが冬の夜を彩り、見る人の心を暖めてくれる。

 私の住む富山市では、富山駅前・城趾大通りの1㎞にわたる並木のイルミネーションが昔から有名だが、近年注目は、環水公園のスイートイルミネーションだ。世界一美しいとの噂のスタバもあり、私としてもイチ押しのスポットだ。県西部では、おやべイルミ(クロスランドおやべ)やチューリップ公園もいいと聞いた(今シーズンはすでに終わったかな)。実際に見に行くのが難しい人は、部屋で「イルミネーション」(セカオワ)を聴いて、せめて気持ちだけでも暖まり、一時コロナを忘れてほしいと思う。