昔から読書が好きで、人並み以上に本は読んでいるつもりだ。ただ最近、読みかけの本が何冊もあり、どれも途中まで読んでは枕元に乱雑に積んでいる。ちなみに、今読んでいる本のタイトルを挙げると、

 地図の深読み(今尾恵介 帝国書院)、夢中になる東大世界史(福村国春 光文社新書)、歴史に何を学ぶのか(半藤一利 ちくまプリマー新書)、日本史のミカタ(井上章一・本郷和人 祥伝社)、奇跡の村(相川俊秀 集英社新書)、くわしく学ぶ世界遺産300(世界遺産検定事務局 マイナビ出版)と、ざっとこんなところである。

 ジャンルにかなり偏りがあるような気もするが、先週本屋で衝動買いした東野圭吾のミステリー「沈黙のパレード」は半日足らずで一気に読み終えた。読書のカタチは人それぞれ。私はどちらかというと、一冊を読み終わらないうちに、また新たな本に手を出し、気がつけば何冊も読みかけの本を抱えているという有様だ。

 私にとっての読書は、(こんなことをいうと妻に怒られそうだが)自分と心が通い合う女性(ひと)を探しているような、素敵な女性(ひと)との出逢いを求めているような、そんな感覚に近いものがある。もちろん現実の人生には素敵な出逢いがたくさんあるが、本の中にも、きっとかけがえのない素晴らしい出逢いがあると私は思い続けていたい。